数学の共通テスト対策は何をすればいい?
センター試験から共通テストに変わったことで、数学対策は変わるの?
そんな悩みにこたえるため、数学の共通テスト勉強法とおすすめの参考書を紹介していきます!
目次
センター試験から共通テストになって、何が変わるの?
解答時間
センター試験においての、数学1Aの解答時間は「60分」
共通テスト対策においての、数学1Aの解答時間は「70分」
解答時間が10分長くなったことから、
問題量の増加 or 問題の難化が予想されますね。
出題分野
共通テストは、文部科学省が提示している「高校学校学習指導要領」に従って作成されます。
そして、新しい学習指導要領では、「学力の3要素」について以下のとおり定めています。
【知識・技能】
既知の問題を解くための十分な知識・技能のこと。
「知識が重要視されない」ということはない。
【思考力・判断力・表現力】
「知識・技能」を基盤にして、未知の問題に対して解答を見出していく力。
【主体性・多様性・協働性】
「知識・技能」の「思考・判断・表現」を基盤として、答えが1つに定まらない問題に対して、
他者と多様な考え方を協働して、最適解を見出していく力。
➡ そしてこれら3要素をまとめて「生きる力」と定めました。
共通テストでは、このような力が求められることになります。
試行問題からの考察
ここからは、今まで2度行われた試行問題から予想される変更点について考察していきます!
試行問題を解いてみればわかるのですが、センター試験と比べて、かなり変わった点があります。
それは、問題の傾向です。
今までのセンター試験では、典型問題を「誘導に沿って正しく計算ができるか」が重視されていました。
しかし、共通テストでは、解答時間が10分伸びたことも相まって、「問題をしっかりと読み解く」「何を答えるのかを把握する」ことがより重視されます。
今まで見たことない問題も多く出題され、解答プロセスを見つけ出せるかが、肝になってきます。
そのため、実際の計算時間よりも、問題把握時間を長く確保する必要が出てくるでしょう。
共通テスト対策におすすめ参考書
チャート式解法と演習数学I+A
共通テスト対策には、黄チャートを使用することをおすすめします。
黄チャートは、基礎レベルの問題が網羅されている参考書です。
網羅性が非常に高く、この一冊を完成させれば、共通テスト対策は十分といって大丈夫でしょう。
しかし、分量はかなり多く、完成には2カ月程度はかかると思いますので、
ある程度余裕をもって、取り組み始めましょう。
チャート式 大学入学共通テスト対策数学IA+IIB
時間があまりない受験生には、緑チャートもおすすめです。
緑チャートは、センター試験専用として作成された問題集です。
センター試験に必要な要素をギュっとまとめた一冊となっています。
そのため、分量は、黄チャートの半分ほどであり、サクサク終わらせることができます。
ただし、この参考書は「センター試験70点」を目標に作られているため、もっと高得点を目指す受験生には「黄チャート」の使用を薦めます。
《新入試対応》数学I・A基礎問題精講 五訂版
基礎問題精講も基礎レベルの問題を多く収録した良書です。
問題数としては、上で紹介した「黄チャート」と「緑チャート」の間といった感じです。
そのため、黄チャートを見て、
問題多すぎ!
これは自分には無理そう
と思ったような受験生は、この参考書を手に取ってみてもいいのではないでしょうか?
二次試験の対策は、↓の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください!
まとめ
ここまで、数学1Aの共通テスト対策について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
ぜひ、この記事を参考に受験勉強を効果的に進めていってください!
この記事はここで終了です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!